05.07.23.紀伊長島 燈籠祭  その2

いけすが控え室

いきのよいボントロ

小雨のリハ

お弁当タイム

なぜか譜面整理

ショ−スタ−ト
ドライアイスでむせる

白い物体が浮遊して

顔に付着- たたりか

巨大天狗

権兵衛さん-首が動く

対岸に4万5千人の方々
水面を越えて重圧が・・・

強烈な風圧と音響

帰りに夜食のラ−メ

会計さん、にんまり

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(B&B記)

紀伊長島の「燈籠祭」に初めて参加しました。
いま午前2時。長島から帰ってシャワーを浴び好きな酒を一杯飲みホッとしていたのですが、さすがに疲れたみたい。しかいし、ちょっと寝られそうにないのでパソコンを開きました。
参加して本当に良かったと思います。いくつもの感動と教訓を得ました。
順を追って思い出してみると(少し長くなるかもしれませんが)、先ず、雨!(小雨ですが、これがくせ者!) 
リハの予定時間の3時になっても雨は上がりません。
実行委員会のおそら中心メンバーであろう背の高い男が「どうしますか やってくれますか?」と。
「やりましょう しかし、せめてドラムとキーボードにテントが欲しい!」「判りました! おーいテントを!」。ステージは岸から10m程離れたイカダです。彼らはテントを設営してくれました。ただし、注文したドラムと電気モンだけへのテントです。それでもそれは、手伝おうとしたバンドのメンバーに「危ないから手を出すな!」と叫んだほど大変な仕事でした。
リハを終えた、控え室でミーティングと譜面の整理そして夕食。雨は一向に止みそうにありません。
スタンバイの1時間程前ステージに行ってみました。なんと! サックス、ラッパの部分にまでテントが張ってあるではありませんか。
しかし、そのテントが邪魔して打上花火の全部を見ることができませんでしたが、彼らの思いやりには深く感動しました。
レイクスのその日の演奏はわずか4曲でした。「イン・ザ・ムード」「アメ・パト」。そして曲続きで「真珠の首飾り」と「シング・シング・シング」。
この「シング・・・」でクライマックスの花火を盛り上げたいという彼ら(実行委員会)の意図が理解できず、何回もの打ち合わせ、録音して持ち帰っての検討会?で、再三のクレームに我が団の村川代表もちょっとバテその「シング・・・」が、テンポ良く進みエンディングを迎え、打ち合わせ通りのフェルマータで終わることができたのは委員会の人が何回も松阪へ足を運び、会員相互の検討会のためにその都度録音して、最後の大花火の消えていくのと、音の野に位階に野波らから吉の午前3時。酒がまわってきて気がついたら寝てました。読み返す力はすでになく、間違いも探せず、そのままベッドに転がりました。
酔眼朦朧とキーを叩いている姿は想像するだけで恥ずかしい。お許し頂きたい。
さて、燈籠祭。司会の女性が「ジャズと花火のコラボレーションをお楽しみ下さい」と。実際、秒単位で「シング・シング・シング」の演奏(ドラムとペットとサックスのソロ)に合わせて花火が打ち上げられていく。そして最後にデッカイのが上がって、エンディングのフェルマータとほとんど同時に花火が消えた。まさに磨き抜かれた芸術品と言ってもいい。
片付けた者から引き上げたのだが、岸壁の観客が我々を取り囲むようにして拍手の嵐。「ご苦労さん」「良かったよ」「エーッ、生バンドだったんだ」。係員のおにいさんは「ありがとうございました。すごいタイミングの良さに、鳥肌が立ちました」と。
楽器を片付けている最中、仕掛け花火の案内があり表へ出てみた。こんなに近くから花火を見たのは実は初めてで、轟音と共に大輪の花を次々と開く荘厳さに、思わず胸が熱くなりました。こんなことを言うと「いや、宮川の方が大きい、両国の方が大きい」と言われそうですが、小生としては、実際、あんなにたくさんのそして大仕掛けの花火を見たのは初めてでした。